PHILOSOPHY

私たちの理念

PURPOSE

パーパス

新たな価値を、共に生み出すパートナー

- First Step Acceleration -

創業以来、私たちは「レンタル」や「リファービッシュ」を通じお客様と共にサーキュラーエコノミーへの第一歩を踏み出してきました。

既存の製品やサービスを活かし新たな価値を生み出す挑戦。
環境・社会・ビジネスが調和する仕組み。
これらは多様な企業やステークホルダーと手を携えることで紡がれていきます。

既存の常識や枠組みにとらわれず新たな出会いやアイデアを育みながら次代をつくる最初の一歩を踏み出す。
そこから生まれる可能性を広げ続け、持続可能な未来へ向けて、バトンのように次世代へとつないでいきます。

CORE
VALUE

コアバリュー

おもしろく、やる。

- More Fun -

すべての仕事に目的を持ちワクワクを創造する。

壁を、超える。

- Go Beyond -

お客様の期待を超える価値創造で未来を切り拓く。

BUSINESS
CONCEPT

ビジネス
コンセプト

もったいないを新たな価値へ

私たちが既存の製品やサービスにもう一度光を当て、その価値を引き出す考え方を表しています。

捨ててしまえば無駄になってしまう物も、再生やリファービッシュを通じて再び価値を持つ資産へと生まれ変わります。
これにより環境負荷を軽減しつつ、お客様や社会が持続的に恩恵を受けられる仕組みを築く。

それが「もったいないを新たな価値へ」という理念が目指す世界です。

STORY

ストーリー

友人ふたりで起業して、
手探りでコツコツやってきた。

SSマーケット創業からこれまでの道のり。
今いる場所にとどまらず、新たな領域へ前進していきます。

星山 常進

星山 常進

SSマーケット社長。社員がいなければできないことをやっていきたい。みんながいるから会社が成長できる。できないことはない。

金 成哲

金 成哲

SSマーケット専務。楽しく生きるがモットー。フリーター時代は、お金が貯まったら旅行するを繰り返していた。また行きたい場所は桂林。

会社員・バイト時代は、
池袋西口の喫茶店で集まっていた

高校の時に同じラグビー部だった星山と金は、卒業後も連絡を取り続けていた。お互いの職場が近く、週2くらいでお昼を一緒に食べて、日々のことや、何かビジネスを始めてみたい思いなどを話していた。 振り返れば、この時からSSマーケットが始まっていたのかもしれない。 その後、星山は退職し、実家の手伝いをしていたが、どことなくつまらなく感じていた。 「何か面白いビジネスをやってみたい」。 父親に話してみると「お前じゃ出来ないよ」と言われ、逆にどこまでやれるか見せてやろうと火がついた。 それから毎日のように金と話し合った。 パソコンのレンタルがいいのではという話が出て、どうせやるならと、会社を立ち上げることを決めた。

ふたりだけでSSマーケットを設立

八王子に借りたワンルーム。ここからSSマーケットを始めた。 当初は仕入れ方もわからず、秋葉原で中古のパソコンを買ってきては、レンタルに回していた。 知り合いの紹介以外で、初めてお客様をもてたのは、サービス開始から約2ヶ月後のこと。 今でもお客様の名前を覚えている。 この頃はとにかく注文をもらいたい一心で、お客様からの要望があれば、可能な限り何でも対応した。 お客様が何を求めているのか、どうすれば満足してまたサービスを利用してくれるのかを常に考え、少しずつSSマーケットの「最適な提案をする」姿勢をかたちにしていった。

ふたりだけでSSマーケットを設立

口座に数万円しかない状態がつづく

レンタル事業は元手がかなりかかる。最初の1年は口座に数万円しかない状態が続いた。 といっても、もともと多額の資本金を持っていたわけでもないので、不安はなかった。 案件数が増えて、商品数も増えていくことに、少しずつではあるが、会社の成長を実感していた。

はじめての社員と、はじめての大型案件

2人だけで業務を行っているのも限界を感じてきた頃、「SSに入りたい」と言ってくれる知人がいて、はじめて社員を迎え入れた。そして新メンバー加入とほぼ同じタイミングで、もう一つ大切なご縁をいただいた。 それは、九州地方で展開している学習塾が使うパソコンのレンタルを切り替えたいという案件だった。 早速、九州へ飛び、お話を伺ってみると、3,000台を入れ替えるとのこと。 これまでとは桁外れの台数に、やれるかどうか迷いつつ、やらなければいけないとも思った。 無事、契約を結ぶと、そこからは新しい経験の連続だった。

熊本支店開設と本社移転

学習塾様の契約が無事とれたことで、熊本に支店を開設した。店舗も構え、地元密着で法人・個人に対するパソコンのトータルサポートを行う。 本社の方も徐々に注文が多くなり、商品の置き場がなくなっていたので、近くの事務所へ移転をした。 それでも当時は、本社より熊本支店の方が社員数が多かった。

お祝いに社員旅行へ

創業してから2年が経ち、沖縄へ社員旅行をした。社員旅行に行けるとは、会社を始めた当時は微塵も思っていなかった。

失敗と不安

2015年から2017年はいくつか新規事業を立ち上げ、色んなことにチャレンジした。立ち上げた事業はなかなかうまくいかず、事業の失敗から、仲間と別れる選択をしなければいけなかったり、熊本地震も起こり、先行きが不安になることが多かった。 2人だけの会社から、社員数も増え、社員との連携も、会社を始めたふたりの話し合いも難しく感じることが増えた。 この時期はふたりの意見が対立したり、どことなく空気も悪かった。

転換期を経て、体制をアップデート

それを乗り越えることが出来たのが、2018年。きっかけは、ある競技大会のお仕事。 競技で、自分たちが設置したパソコンが使われている場面を生で見ていたとき、「絶対に、お客様に成功してほしい」と感じた。 それから、その時感じた思いを会社の方針として再確認して、提供したい価値を創造できるような体制へ、一歩ずつ計画をすすめた。 「お客様の成功を追求する」。

コロナ禍で注文数が集中

緊急事態宣言の発令によって、ほとんどのレンタル会社、工場が休業した。「リモートワークをしたいのにパソコンレンタルが見つからない」。 そんな声に、自分たちが応えなければと思った。 しかし同時に、コロナから社員の安全も守らなくてはならない。 リモートワーク半分、現場スタッフを半分にして、感染対策を模索しながら業務を進めた。 リモートワークでレンタルの需要が急増したことと、他社の休業が重なったことで、これまでにないほど注文数が集中。 夜遅くの作業にまで及ぶ日もあったが、どうにか乗り越えたい一心で働いた。

成長をとめないための、大胆な挑戦

コロナ禍を駆け抜け、従業員は100名を超え、本社は3度目の移転を行った。2人から始まったSSマーケットは、あっという間の急成長を遂げた。

倉庫機能をロジポート橋本へ移転することを決めた。当初探していたのは500坪の倉庫。 だが、目の前に現れたのは、その3倍以上、1600坪もの広大な物件だった。 他のメンバーが慎重な姿勢を見せる中、星山と金は「やってみよう」と声をそろえる。 誰もがためらうであろうこの大胆な決断が、さらなる成長の扉を開くことになる。

猛暑の中での引っ越し、ゼロからのロジスティクス構築はまさに挑戦だった。それでも、この時期は皆が「やるしかない」という感覚で、目の前の壁を乗り越えることを楽しんでいた。

そして、お客様との接点を広げ、より迅速で丁寧なサービスを届けるために、大阪と福岡にも支店を開設。「お客様の成功を追求する」という想いは、全国へと広がっていった。

はじめての社員総会、未来を語り合った

成長の裏で、見過ごされてきたひずみが表面化し始めた。コロナ禍でお客様の期待に応えることに追われてきた結果、組織のルールや体制が追いついていなかった。

この課題と向き合うべく、初の社員総会を軽井沢で開催した。これは単なる社員旅行ではない。 会社の未来を全員で語り合う、大切な節目となった。

もがき、そして見つけた羅針盤

2022年に大胆な挑戦で借りた1600坪の倉庫は、わずか2年でいっぱいになった。事業は順調に拡大していたが、その一方でもがいていた。 次に目指すべき場所はどこか、レンタル事業の先に何があるのか、模索の日々が続いていた。

創業から十数年。レンタル事業で蓄積された膨大なデータは、いまや大きな財産だ。 最適なレンタルサイクルや環境配慮について東京大学と共同研究を始めるなど、SSマーケットの挑戦は続く。 そんな中、改めて「お客様の成功を追求する」という創業以来の想いを、全社員が体現していくことの重要性を感じた。

しかし、星山と金の熱意だけでは組織を動かせないフェーズに入ったことを痛感する。何度も経営合宿を重ね、自らの存在意義、進むべき方向性について深く議論を交わした。

そしてついに、創業から大切にしてきた想いを、全員で共有できる言葉として形にした。
「PVC」──Purpose(存在意義)、Value(価値観)、Business Concept(事業の考え方)の制定だ。 それは、これまでの道のりと、これから歩むべき道を指し示す、確かな羅針盤となったのだ。